さて、ザクッと自己紹介がすんだところで、ここからは作品を描いていた時の風かをるはどんなんだったかな〜ということで、別フレ中心に作品に沿った風かをるをご紹介いたしますよン。

別フレでは『只今執筆中』というタイトルで次号に掲載予定の漫画家のカットとコメントを載せていましたんですね。 抜けている号もありますが、PART3からはその『只今執筆中』のカットとコメントを中心に紹介していくことに・・・ コメントに垣間見える豊かな人間性、ユニークな生活ぶりを感じ取ってくださいませ!

別冊少女フレンド時代

 1972年9月号掲載

ハーイ、はじめまして、教師になるべきか、まんが家になるべきか・・・それが問題だ! なんて悩んだあげく、鏡にうつった自分の顔を見て、まんが家になっちゃった風かをるでございまあす。 来月号「かすみか雲か」で初登場。 伊賀忍者の子孫かすみがまきおこす、笑いと涙のアクションコメディーよ!



「超大型新人登場!」なんて、謳い文句でデビューしたと記憶していたら、その前に『別冊少女フレンド・増刊(1972年9月号)』でデビューしていました。(汗)  ま、別フレでのデビューは「かすみか雲か」で正しいのですが、その前に増刊少女フレンドに作品載せてたんですね〜

やだ〜リストの表を自分で作っておきながら・・・・思い込みってこわい!
1972年10月号掲載 

この夏、一週間ほど北海道旅行して、大自然にふれ、すっかりいい気分になったかをるちゃん、今月号につづいての登場よ。  「かすみか雲か」第A話=剣こそわが命の巻をお楽しみに。 忍者の子孫とうわさされるかすみの周囲には謎がいっぱい。 剣の道に生きるかすみに負けないよう、かをるちゃんもがんばるわ。 そう、「まんがこそわが命」だもんね。


友人3人との旅行。 阿寒の観光村でアイヌの民族衣装を着て記念撮影をしました! 小熊と一緒に写真をとったり、う〜ん。 懐かしいな〜。 

北海道といえば学生時代に親友と二人で周遊券を目いっぱい利用して2週間の珍道中を繰り広げましたっけ。 積丹半島、天売、焼尻、稚内、利尻、礼文、知床半島、納沙布岬、襟裳岬・・・とにかく突端と島ばかり回っていたような・・・もちろん、阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖、サロマ湖、湖も回りました。 いやあ、忙しい14日間でした!

 


 1972年11月号掲載


ハイ、またまた風かをるでございます。
「かすみか雲か」次号はいよいよ完結編ですよ。 いまや主人公のかすみちゃんに愛着を感じちゃって、まるで自分がかすみになったみたい。  ペンを竹刀がわりに、エイ、ヤッなんて、インキを飛ばしながら第B話「夕日はしっていた」の巻を執筆中よ!

 1972年12月号掲載

来年はウシ年、それは私の年。 モ〜レツにはりきるかをるちゃんを、またまたよろしく。 新年号から前後編でお送りする「平均台のビーナス」は、ゴムマリのようによくはねるマリちゃんが、一念発起して、美人体操選手に変身しちゃう痛快まんがよ!  いま美人になるための本など読んでいるノダ!


 1973年1月号掲載

今月号「平均台のビーナス」に登場したマリちゃんは、何をかくそう私自身なのだ。  そう、コロコロとふとって、ミス・グラマーなんて呼ばれているのが、かをるちゃんってわけ。(左の絵を見てね)だから、美人へのあこがれは人一倍強いつもりよ。 次号後編のマリちゃんの活躍をおたのしみに。

本文余白の「まんが家ニュース」より

この作品をかくために美容研究所を見学してきました。 美しくなるために真剣な表情の生徒たち。 この世に男性がいるかぎり・・・。 ああ、かをるちゃんも彼のためにより美しくなりたいと願うようになったの。 だあれ、むだだなんていうの。

この作品はKCコミックス『平均台のビーナス』に収録されています。 
    1973年1月号掲載 
新春特集 ウシウシ大公開! 人気まんが家'73年の恋人たち