1996


No.32 年賀状 1996年1月

マジで、この年賀状が出せるかどうか悩んだ年の暮れでした。
ジッちゃんが体調を崩し、胆石が原因だとわかり手術が決まったのですが、検査入院で他の臓器にも悪いところが見つかり、齢80歳になんなんとして、なんと4箇所もの手術を一度にすることになったからです。

そのことがわかったのが11月に入ってまもなくのこと、12月の頭に手術が決まりました。 術後、若い人ならば回復も早かったのでしょうが、79歳での大手術!前段の検査も並大抵の体力では持ちません。 体重も10キロ以上も落ち、なかなか、点滴がはずせない状態で年末を迎えようとしていました。 自力で食べられなくては家に帰してもらえません。 一刻も早く家に帰りたいジッちゃんと帰ってもらいたい風かをるの利害が一致して担当医に二人で直訴をしました!!!

その直訴が功を奏してか(?)暮れも押し詰まった12月の28日、(都立病院ですからギリギリの日程でした!)めでたく家へ帰してもらったのです。 この年賀状を出してからいろいろな方からお見舞いをいただきその反響に本当に驚きました! 軽く触れたつもりだったのですが、ジッちゃんに何が起こったかと大分ご心配をおかけしたようでした。

2002/02/15:記


No.33 残暑見舞い 1996年8月

新しい年を一家6人で迎えることができた喜びは大変なものでした。高校受験を一人で乗り切ってくれた息子、病院通いの母を助けてくれた娘二人、「ちゅま」にいつも感謝の念を送ってくれた旦那様。 何かあったときには絶対に乗り切ることができると感じた年でした!

何よりもジッちゃんのガッツに助けられました! 元気だった頃の自分とのギャップをどう理解するかが大変な課題だったと思います。 人一倍頑張り屋のジッちゃんのこと、どうすれば頑張らないで生活できるか・・・慣れるまでが大変な年月だったと思います。

この年賀状が届いてからの余談を一つ。 旦那様の仕事仲間から、会合の時に言われたこと。 「オイ、町田さん!スリに惚れられたんだってなあ?それからどしたい?」 一瞬固まった旦那様。 意味がわからず困っていると、残暑見舞いにスリに惚れられて困っていると書いてあったということでとんだ勘違い。 「リス」と「スリ」の間違いだったと言うしゃれになんないお話・・・お後がよろしいようで・・・。

2002/02/17:記